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風を感じ景色を満喫〜諏訪湖や上川カヤックの旅〜

2020年9月28日

トムソーヤ②
トムソーヤ川のプロジェクト
 カヤックの体験イベント「トムソーヤ川のプロジェクト」が27日、諏訪市渋崎の原田泰治美術館近くの人工なぎさを出発点に開かれた。諏訪地域の小学生を中心に45人が参加。県諏訪合同庁舎付近を目標に上川をこぎ、風を感じながら諏訪湖や川から見える景色を楽しんだ。
 地域の子どもたちに諏訪の自然の中でさまざまな体験をしてもらおうと、NPO法人「絆JAPAN」(笠原正好理事長)が昨年から開く。
 ことし2回目の開催となったこの日は、諏訪湖創生ビジョン推進会議が昨年度に制定した「諏訪湖の日」(10月1日)の関連イベントとして企画し、「諏訪湖周水路復活漕(こ)ぎあるきプロジェクト」(百瀬篤代表)との共催にした。これまでのイベントでは鴨池川から諏訪湖に下ることが多かったが、初めて諏訪湖を出発点にした。
 参加者たちは、陸上でパドルの使い方を練習してから2人1組で乗船。最初はうまく操縦できなかったが、次第に慣れていき、「右、左、右」と声に出しながら2人でこぐ方向をそろえて進んだ。
 茅野市玉川小3年の両角健祥君(9)は「思っていたより迫力があったし、風が気持ちよかった」と笑顔で話した。
 笠原理事長(70)は「自然の魅力を知る切っ掛けになれば、うれしい。体験を通じて、水に対する安全知識も身に付けてほしい」と願っていた。
(写真は、百瀬さん(右)に教わりながらカヤックの乗船を楽しむ小学生たち)