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大小400玉 どれにしようか… 新町神戸で恒例の「すいか祭り」

2020年8月12日

すいか祭り
 辰野町新町神戸で11日、恒例の「すいか祭り」があった。中山間地域農業直接支払事業神戸集落が催し、19回目。梅雨の長雨と日照不足で生育が進まない苦労もあったが、栽培した400玉近くを並べ、町民らが販売開始を前に列を作り、夏の味を買い求めた。
 大玉「味きらら」や種なし品種などS〜5Lサイズを500〜1800円で提供し、訪れた人たちが、山積みになったスイカを囲んで品定め。触ったり重さを確かめたりしながらおいしそうな玉を選んだ。会場にはアスターなど色鮮やかな盆花も並び、人気を集めた。
 2玉を手にした女児(5)は、甘いスイカの見分け方を聞き「お尻が小さくて、びりびり(しま模様)が大きいのにした」と満足げ。母親(42)から「一つはスイカ割りして食べるんだよね」と話し掛けられ、うれしそうだった。
 祭りでは例年、スイカやスイートコーンの食べ放題が目玉の一つだが、ことしは見合わせた。出荷数も例年の半分ほどとなったが「甘みは十分」と代表の男性(82)。「お盆に食べて、また来年も食べたいという気持ちになってもらえたらうれしい」と話した。(写真はおいしそうなスイカを選んで買い求める来場者たち)