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心身のストレス癒やして〜笹離宮が10月末まで入園無料〜

2020年6月24日

200608笹離宮無料でオープン
 茅野市玉川原山の蓼科笹類植物園「笹離宮」は今シーズンの営業期間中、10月31日(土)まで全ての開園日を入園無料とした。新型コロナウイルス感染症の影響で心身にストレスを感じる人たちに、ゆっくりとした時間を過ごしてもらおうと、クマザサの仲間120種類と風通しの良い数寄屋庭園で来場者をもてなす。
 伝統建築家の安井清(1925〜2010年)の遺作となった数寄屋建築に世界最多のササ類を配した6千坪の庭園。今季は大型連休に合わせて4月29日の開園を予定していたが、感染拡大防止のため延期し、5月までのコンサートや展示は中止された。
 受付とトイレに消毒液を設置し、人との距離を保つなど感染症対策を呼び掛けて今月5日にオープン。緑が濃くなる初夏を迎え、初日は午前中だけで、親子連れや夫婦、友人グループなど約50人が来園した。
 「窮屈になった心を少しでもほぐしていただければ」と事務局の都里香さん。地域の共有財産と捉えて「地元の皆さんに知ってもらい、身近で文化に親しむ場所として、皆さんのアイデアで活用してほしい」と話した。
 開園日は金〜月曜日。時間は午前10時から午後5時(入園4時)まで。イベントスケジュールなどはホームページで案内している。問い合わせは同園(電79・7136)へ。
(写真は、風に揺れるササが来場者を歓迎する「笹離宮」)