NEWS

「街道見て歩き旅」中山道の史跡巡りに30人 

2020年6月29日

中山道を歩く200627
 中山道の保全に取り組む下諏訪中山道を守る会は27日、中山道の史跡を巡る第1回「街道見て歩き旅」を開いた。町内外の約30人が参加して水戸浪士を祭る樋橋の「浪人塚」から、横町木の下の「本陣岩浪家」までの約7㌔を歩き、町の歴史に親しんだ。
 和田峠から塩尻市の奈良井宿まで、来年まで10回余りに分けて歩く初回。当初は4月に予定していたが、新型コロナウイルスの影響で延期にしていた。
 一行は樋橋バス停を出発点に深緑の景色を楽しみながら歩を進め、樋橋茶屋跡、一里塚、木落し坂、注連掛(しめかけ)などを見学。初めに訪ねた町文化財の浪人塚では、会長の西村増夫さん(82)から幕末の和田嶺合戦で命を落とした浪士を供養していることなどを聞き、史跡に理解を深めていた。
 諏訪市豊田から参加した女性(79)は「開催を待っていたので歩けてうれしい。健康にも良く気持ちがいい」、西村さんは「中山道がいかに楽しいか知ってもらうには、実際に歩いて味わってもらうことが大事。いい天気に恵まれて良かった」と話していた。
 第2回は7月25日(土)に計画。下諏訪大門郵便局前に午前8時15分に集合し、峠沢橋から西餅屋茶屋跡などに立ち寄って焙烙(ほうろく)沢まで歩く。雨天の場合は26日(日)に延期。
 問い合わせは西村会長(電090・9666・3693)へ。
(写真は、中山道の史跡を見学する参加者=浪人塚で)