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木道改修3月に4年ぶり祭り 豊田有賀の「ザゼンソウの里公園」

2020年1月21日

ザゼンソウの里木道200102 のコピー
昨年までに念願だった木道の全面改修や周辺整備を終え、環境が整った豊田有賀の「ザゼンソウの里公園」。一帯の管理、運営を担う矢ノ沢同好会(宮下和昭会長)は、3月には4年ぶりに「ザゼンソウ祭り」を復活させることを決めた。
  有賀峠頂上近くにある一帯で、有賀区民が自生するザゼンソウを見つけたのが切っ掛けになり、憩いの場所にするため1996年、有志が矢ノ沢同好会を発足。土地を所有する有賀林野利用農業協同組合(現有賀林野株式会社)の協力を得て、木道を含む総延長約700メートルの園路整備を会員たちが行い、99年に公園(約3・3ヘクタール)をオープンさせた。
 しかし、冬期間の厳しい寒さや経年劣化で木道の傷みが年々進行。このため、約350メートルある木道のうち、支柱や踏み板の腐食した箇所の立ち入りを禁止。ザゼンソウが多く見られる沢沿いの木道の修繕を中心に、観賞客の安全確保に努めたものの限界に達し、2017年から「ザゼンソウ祭り」を休止していた。
 全面改修は、一帯を所有する有賀林野株式会社が業者に発注した。長野諏訪ゴルフメガソーラー発電所の経営会社「SUN・SUWA合同会社」(諏訪市豊田)が地域貢献で同社に贈った1500万円を財源に充てた。
 18年12月から作業を始め、既存の木道を全て撤去した。今後の管理を配慮し、出入り口から峠頂上寄りの総延長約320メートルに区間を限定し、従来より距離を短くした。地上高40センチを確保して角材の上に板を敷き詰め、幅1・2メートルの木道。床板はこれまで進行方向に向けた張ったが、18ミリ間隔で横に板を敷き並べ、滑り止め効果や部分補修を容易にした。
 併せて、園内や上野川周辺の雑木の間伐、園へ向かう林道には砕石やチップを敷くなど、歩きやすくした。
 これまで、ザゼンソウ祭りは3月末の土日曜日に行ってきたが、ことしは28(土)29(日)両日を計画。これまで通り、山野草の販売や甘酒の振る舞い、上野大根「諏訪湖姫」のたくあん漬販売を予定する。
 園内には約3万株があるとされるザゼンソウも、3月中旬から4月中旬には見られるようになるといい、再開を喜ぶファンたちで久々のにぎわいが戻りそうだ。
 宮下会長は「ザゼンソウ観賞シーズン中には、これまで1000人近くが訪れていた。園内にはエンビセンノウ、フシグロセンオウ、アサマフウロなどの山野草も見ることができ、時には団体客を迎え、案内することもある。春から秋まで心を癒やす場所になったら」と、期待を寄せる。
 
(写真は安全な木道が完成し、3月に4年ぶりに祭りが復活されることなった「ザゼンソウの里公園」)