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市川笑野さん「タケミナカタ」東京公演30、31日

2020年1月17日

200115市川笑野東京公演予告
 岡谷市郷田出身の歌舞伎俳優で、市観光大使の市川笑野さんが30(木)31(金)両日、諏訪大社の祭神を題材に構成・演出を手掛けた舞踊「タケミナカタ」を東京都台東区の浅草公会堂で公演する。2017年、入門20周年を記念して市内で開いた舞踊会以来となる再演。市観光協会では「諏訪を題材とする舞踊を東京を中心とする多くの人に見てもらうことで、諏訪地域の文化と共に観光発信にもつながれば」と期待する。
 中村芝のぶさんとの2回目の自主公演「梅笑会」の演目に組み込んだ。市川さんは神降ろしの巫女(みこ)と、タケミナカタの2役を演じる。巫女がまとう「長絹」は宮坂製糸所で紡いだ絹糸を岡谷絹工房が織った反物で仕立てられた。
 市観光協会によると、諏訪地域の木やり衆6人、岡谷太鼓保存会の打ち手18人が共演。市川さんも上京する前の小学生から高校生までは太鼓を習っていたといい、保存会と共に太鼓を打ち鳴らす場面がある。
 中村さんも諏訪を題材とした「本朝廿四孝 奥庭狐火の段」を披露するなど、3演目を予定。両日、全ての演目に尾上右近さんが特別出演する。会場ロビーでは、諏訪地域の観光パンフレットを配布し、土産品を販売するコーナーを設置。岡谷シルクの製品を中心に、銘菓なども並べる予定。
 30日は午後6時、31日は午後1時開演。チケットはS席1万円、A席8千円、B席6千円。購入はおもだか会(電03・6452・4871、午前10〜午後6時)、公演についての問い合わせは市観光協会事務局の武居さん(電080・6932・4854)へ。
 (写真は「タケミナカタ」を初演する市川さん=2017年、カノラホールで)