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辰野町新たな土産品 地元産玄米粉でマドレーヌ開発

2019年11月14日

米どれーぬ商品化ネット
 辰野町商工会女性部は下辰野の和菓子店「菓子司 味香月堂」と協力し、マドレーヌ「おらが町の米(ま)どれーぬ」を商品化した。通常、生地は小麦粉が基本だが、健康志向で注目される地元産の玄米粉を使用。町の新たな土産品にしたいと、半年近い期間試作を重ねて完成させ、17日(日)午前10時からの第64回「辰野えびす講」で発売する。
 瀬戸ライスファーム(赤羽)が栽培、製粉する玄米粉に、北海道産の黒豆を粉にして混ぜ香ばしさをアップ。表面の「ど真ん中」には煮た黒豆を置き、こんがりと焼き上げた。
 元々日持ちのする土産品を作りたいと取り組んでいた女性部に、あんこ嫌いな人向けの菓子を考えていた同店が声を掛けたのが始まり。当初は小麦アレルギーに対応できる米粉を用いたが、米粉よりタンパク質やカルシウムなどが多く含まれる玄米粉に着目した。
 生地が硬くならないよう玄米粉と卵の配合には苦労したといい「普通より締まった感じだがもっちり感がある」と小澤良教店主。パッケージの帯は、ワカオ印刷(下辰野)がデザインし、女性部カラーのピンク色を選んだ。
 えびす講では6月のほたる祭りに合わせて女性部が独自に企画開発した「ほたるキャンディー」も販売する。味やパッケージに関わった松井夕起子部長は「いろいろな出会いと地元業者の協力があって、手土産にできるおいしい味になった」とPRしている。
 1個150円(税込み)。えびす講以降も同店で常時販売する。キャンデーは10個入り250円。問い合わせは商工会(電0266・41・0258)または味香月堂(電0266・41・0267)へ。(写真は、「おらが町の米(ま)どれーぬ。ラッピングされた3個、5個入りもある)