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諏訪湖でアクアスロン スイムとラン19人競う

2019年7月29日

アクアスロン
 県トライアスロン協会は28日、諏訪湖と湖周を会場に水泳とランニングのレース「アクアスロン」の記録会を開いた。国体出場選手の強化などが目的で2回目。県内各地から19(男性18、女性1)人が出場し、藻が茂る湖を懸命に泳ぎ、タイムを競った。
 水泳は750メートルで、諏訪湖ヨットハーバーの桟橋の間を出発し、岬の外に設けた三角形のコースを1周。続く5キロのランニングは湖周のジョギングロードを走り、豊田のSUWAガラスの里付近で折り返した。
 この日の諏訪湖は波が穏やかで、泳ぎやすいコンディション。選手たちは藻に苦戦しながらも力強く泳ぎ切り、ランニング用のウエアに着替えた。上位の選手ほど着替えも早く、さっそうと走り出していた。
 試泳も含め諏訪湖を泳ぐのは3回目となった参加者(43)は「最初は泳ぐのに抵抗があった。他県の会場に比べれば、きれいな水なので、きょうも水質を気にすることなく競技することができた」とレースを振り返った。
 水泳の練習は、主にプールで行うため、選手にとっては海や川、湖など自然の水域で泳ぐ「オープンウォーター」を体験できる数少ない機会。中嶋茂樹理事長は諏訪湖について「汚いというイメージがあるが、トライアスロンをするには十分きれいな水。水草は少し気になる」と評価している。
 県内でトライアスロンが開かれているのは信濃町の野尻湖だけ。諏訪湖で開催できれば、野尻湖の400人を上回る千人規模の大会が実現可能という。中嶋理事長は「将来的に諏訪湖でトライアスロンを開催できれば」と話している。
 記録会に合わせて27日から2日間、9月29日(日)に茨城県で開く国体に出場する3選手(予備登録も含む)の強化合宿も諏訪市で行われた。(写真は、諏訪湖での水泳を終え、着替えに急ぐ選手)