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「自閉症に理解を」高島城青く染める 

2019年4月4日

高島城jpg

 国連が定める世界自閉症啓発デーの2日夜、諏訪市の高島城で「ブルーライトアップ高島城2019」があり、天守閣が啓発のシンボルカラーの青い色に染まった。
 世界的規模で展開されている「ライト イット アップ ブルー」活動の一つ。地域における自閉症をはじめとする発達障害への理解を深める活動をまちづくりの視点から進めようと、諏訪地域などの親の会有志らが実行委員会をつくり、ことしで7回目。会はアート展やクリスマス交流会など年間を通じて啓発活動をしている。
 子どもらが「ブルーエッグ」の宝探し、男声合唱「シルキーナイツ」などのミニコンサートなどを楽しんだ後、午後6時すぎに点灯式。中村美代子代表が「自閉症を知ってもらうことを通じて、(多くの人たちと)相互理解を深め、より良い明日、未来がつくられることを願っている」などと呼び掛け。県自閉症協会の新保文彦会長らも「(今後も)さまざまな活動を一歩一歩やっていく。サポートしていただければ、より良い社会になっていくのでは」などと話した。
 高校生らも参加したボランティア、地域住民ら100人余が手をつなぎ、「ライト イット アップ」「ブルー」の掛け声で明かりをともした。暗闇に青く染まった城が浮かび上がると、「きれいね」の拍手と歓声が。参加者たちは希望や癒やしを表す光を楽しみながら、交流を深めていた。(写真は、青色に照らされた高島城)