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日本電産サンキョーの高木選手が金メダル

2018年2月23日

役場に横断幕180222
 平昌五輪のスピードスケート女子団体追い抜きで金メダルを獲得したメンバーの一人、高木菜那選手(25)=日本電産サンキョー、本社・下諏訪町広瀬町=が活躍したことを受けて、町内では祝賀ムードが広がった。
 地元企業のスケート部所属選手の健闘に、町は22日、縦0・9㍍、横8㍍の大型横断幕を庁舎2階部分に張り出した。「金メダルおめでとう!」などと記して、通りを行き交う歩行者や運転手にアピールしている。
 理事者や職員約30人が掲出を見守り、拍手をして祝った。町総務課によると、横断幕はメダルを見据えて、前日に手作りした。当面掲げる予定でいる。
 青木悟町長は自宅でテレビ観戦したといい、「途中(相手に)タイムが抜かれてどうなるかと思ったが、見事に金メダルを取ってくれて、うれしく思っている。最後は女房と二人で万歳した」と笑顔で振り返った。
 凱旋(がいせん)パレードにも意欲を見せ、「日本電産サンキョーの意向もあると思うが、相談しながらパレードができたら」と話していた。
 日本電産サンキョー本社ビルでは21日夜、テレビ観戦会があった。社員や家族、スケート部関係者ら約200人が集まり、非公開で準決勝、決勝の様子を見守った。
 同社によると、金色のスティックバルーンを持った社員らが「ニッポン」「サンキョー」「高木」などと掛け声を合わせ、大型スクリーンに投影されたレースを見ながら応援。金メダルが決まると、平沢賢司社長(58)らがくす玉を割って祝福したという。
 同期入社でスケート部の羽賀亮平さん(29)は「チームメートとして誇りに思う。ゴールした瞬間、鳥肌が立つような素晴らしいレースだった」と同僚の栄誉をたたえた。
 平沢社長は「膝を痛めて苦戦していただけに、本当によくやってくれた。立派だった」と満面の笑顔で話した。日本電産の永守重信会長は「世界で1番という大変素晴らしい結果。ハードな練習に耐え、チームで高いモチベーションを維持して手に入れた成果であり、高く評価したい」と会社を通じてコメントを出した。
(写真は、手作りの横断幕を庁舎に掲げる職員)