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尖石縄文考古館 入館者80万人を達成

2017年10月5日

 茅野市尖石縄文考古館の入館者が4日、開館から18年目で80万人に達した。午後1時過ぎに訪れた前後賞合わせて3人に守矢昌文館長が記念品を贈り、紙吹雪などで達成を祝った。
 80万人目は、東京都国分寺市の男性(68)。縄文遺跡が多い茅野市でも特に有名な尖石に興味を持ち、初めて訪れたという。祝福に「驚いた」と笑顔を見せ、記念品の展示図録や縄文ガイドブック、縄文かるた、缶バッジ、職員の手作り土鈴を受け取った。
 同館は2000年7月にオープン。2体の国宝土偶をはじめ、八ケ岳山麓の縄文遺跡で出土した2千点余の考古資料を展示する。入館者は12年4月に50万人を超え、土偶「仮面の女神」が国宝に指定された14年度には6万7259人を記録。以降も年間に5万人以上の来館がある。
 守矢館長は「早めの100万人達成を目指し、多くの人に縄文を広め、知ってもらうための仕掛けをしていきたい」と話した。