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南箕輪の大芝高原でイルミフェスが開幕

2017年10月9日

171007夜 イルミフェス開幕①*
 大芝高原を光で彩る祭典「信州大芝高原イルミネーションフェスティバル」が7日夜、開幕した。さまざまな色の発光ダイオード(LED)電飾で工夫した300点余を展示。高原の庭や林間は華やかに彩られ、訪れる家族連れやカップルなどが眺めを楽しんでいる。28日(土)まで。
 住民らでつくる実行委員会が主催し、12回目。地元企業や団体、学校・保育園、個人が製作したヘリコプター、惑星、ブルドーザー、キャラクターを描いた作品などさまざま。トンネルや村内の子どもたちが飾り付けたオブジェも並ぶ。学校では県南信工科短期大学校も初参加した。
 園路のトンネルは約120メートルあり、ことしは電飾の数を増やしバージョンアップ。来場者はきらめきの中をくぐり楽しんでいる。園内の広場では電飾を一帯に広げ、森や水を表現し、橋やイルカも見える。初参加の個人アーティストは、竹筒にLEDを仕込んだ立体作品で宇宙をイメージし、ほのかな明かりをともしている。
 鳥居などを形作った「おとめ神社」では、絵馬メッセージツリーがある。「世話焼きおとめの会」が、殿村八幡宮に奉納する。
 開幕の7日夜はオープニングセレモニー。小松豊実行委員長は「準備もあっという間で、オープニングを迎えた。3週間存分に楽しんでほしい」とあいさつ。唐木一直村長も「大勢が楽しみにしているイベント。実行委員の労苦に感謝する。秋の思い出づくりを」とあいさつを寄せた。来場者みんなでカウントダウンし一斉点灯すると、暗闇に浮かび上がり歓声と拍手が湧いた。
 光るブランコを楽しんだ小学3年生の男の子は「きれいだと思った。光ってて楽しい」と話した。駒ケ根市から訪れた会社員(52)は「毎年来ているが、ことしも感動した」と、小学5年の娘は「川のところがきれいだった。毎年新しいものがあって楽しい」と語った。
 入場無料。午後6時から10時まで点灯。週末を中心に音楽などイベントも企画し、温かい食事など出店もある。
(写真は、水の流れや森の木々などが楽しめるイルミフェス会場)