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箕輪町上古田で「赤そばの里」里開き

2017年9月17日

赤そばの里開き170916

 赤ソバ畑で知られる箕輪町上古田の「赤そばの里」で16日、シーズンの訪れを告げる里開きがあった。今季は種をまき直して開花が遅れ、花はまだ1分咲き。それでも生育は順調で、今月最終週には見頃を迎えるという。
 区民有志の「古田の里赤そばの会」が山あいに広がる畑4・2ヘクタールで栽培。今季も8月上旬に鮮やかなピンク色の花が特徴の「高嶺ルビー」の種約200キログラムをまいたが、同日夜の豪雨で流れ、1週間後にまき直した。
 畑はうっすらと色づき始め、関係者でテープカットなどをして里開き宣言。同会の唐澤利文会長(73)は「例年より約1週間遅いが、時期になればいつもと同じ一面ピンクの景色が現れ、十分楽しんでもらえる」と話した。
 この日は家族連れらの姿も見られ「緑が多く残念」との声も聞かれたが、熱心に小さな花をカメラに収める人もいた。初めて訪れたという北澤寿美江さん(76)=上田市=は「ちょっと早過ぎたけれど1株ずつ見るときれい。見頃の時期にまた来られたら」と話していた。
 地元の上古田区では30日(土)と10月1日(日)に「赤そば花まつり」を開き、手打ちそばなどを振る舞う。
(写真は里開きを祝ってテープカットする関係者)