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上社で御柱固めの儀式

2016年5月7日

160505御柱固め之儀

 里曳きから一夜明けた6日、諏訪大社上社本宮と前宮で「御柱固め之儀」があった。北島和孝宮司をはじめとする神職、儀式に奉仕し主役を伝統的に務める諏訪市中洲中金子区の氏子、上社関係の大総代ら約60人が参列。前宮、本宮の順に厳かに行われた。
 それぞれ一の柱の前に設けられた祭壇で神事。祝詞奏上、玉串奉てんに続き、白丁(はくちょう)姿の中金子区の協議員らが重量約25キロという大木づちを満身の力を込めて振り上げ、1カ所3回ずつ、四方で地面を打ち固めた。
 計8本の御柱の根元が地固めされた後、本宮幣拝殿で奉告祭を行い、神前に御柱の曳き建てが終了したことを報告した。
 境内はこの日、観光客や参拝者でにぎわい、珍しい御柱固めの儀式を見守ったり、曳き建てられたばかりの御柱の前で記念写真を撮ったりして、祭りの余韻に浸っていた。
(写真は、大木づちで地面を打ち固めた御柱固めの儀式)