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123人で日本一達成 うな丼同時に味わう

2019年10月7日

191005うな丼同時に食べて日本一
 第13回「寒の土用うなぎ祭り」は5日、童画館通りで開いた。来年の寒の土用丑(うし)の日に当たる1月23日にちなみ、123人が同時にうな丼を食べる「チャレンジ!!日本一記録」では来場者の協力を得て合図と同時に一斉にぱくり。第三者による記録認定員の立ち会いで成功が認められると、会場は喜びに沸いた。
 日本一への挑戦は、同時開催の「おかやフェスタ」に今回から実行委員として加わる諏訪東京理科大生の発案で企画。混乱なく実行できるよう検討を重ね、来場者に整理券を配布した後、集合時間に引き換えで箸を渡し、更に箸を持っている人にうな丼を渡した。
 カウントダウンに続き、午後1時23分に一斉に口へ運んだ。丼は小さかったが、予想以上に存在感あるかば焼きに、参加者からは「おいしい」「もっとあってもいいね」との声も。ふるさとの味を使った日本一記録に互いに笑みを見せ合い、達成感を共有した。
 辰野町から一家4人で来場した高木雄介さん(37)は「今までにはない試みで面白かった。こうして何かに携われるのはうれしい」と語り、息子の啓汰ちゃん(5)は「うなぎがとってもおいしかった」と満足そうだった。
 諏訪理大の学生委員、大岩優華さん(21)は「たくさんの方を巻き込みながら、成功できて良かった。岡谷のことを改めて好きになる切っ掛けになれば」と期待。祭りを主催した「うなぎのまち岡谷」の会の今野利明会長(51)は「学生のアイデアが良かった。せっかくできた記録なので今後、うなぎのまちのPRにも活用したい」と目を細めた。
 イベントではほかに、ミニうな丼の販売、アイドルのステージなどがあり盛り上がった。
 (写真は、合図とともに一斉にうな丼を食べる参加者)