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一流の技を伝授 新日フィル団員が中学生指導

2019年9月17日

HPカノラ楽器クリニック
 新日本フィルハーモニー交響楽団の団員から楽器の奏法を学ぶワークショップ「楽器クリニック」が16日、カノラホールであった。諏訪地域の4中学校から、フルート、クラリネット、ホルン、トランペット、チューバ、打楽器の6パートに計41人が参加。一流の演奏家から奏法を学ぶ貴重な機会に、目を輝かせながら取り組んだ。
 同ホールが同日午後に開催した「第9回緑と湖のまち音楽祭・新日本フィル公演」の関連イベント。中学校吹奏楽部員の演奏技術向上に役立ててもらおうと企画した。
 パートごと部屋に分かれ、それぞれの楽器を専門とする団員が講師として指導。管楽器では、楽器の持ち方や指の動かし方、息の使い方など奏法の基礎を細かく学んだ。打楽器では、たたく力が伝わるように楽器の高さを調節することなどを教わった。
 吹奏楽部で打楽器を担当する女子生徒(13)=諏訪中=は「プロの方に教わるのは初めてだった。自分が思っていた奏法と違っていて驚いた。今後の部活動に生かしたい」と話していた。
 (写真は、トランペットの講座で団員の話を聞く中学生)