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シダレグリに新芽 自生地でツツジと共演

2019年5月18日

HPシダレグリ芽吹き
 辰野町小野の「シダレグリ自生地」(国天然記念物)で芽吹きの季節を迎えている。若々しい新芽が枝先に伸び、傘状に枝垂れる樹形も少しずつ見え隠れ。17日は、穏やかな陽気に新緑の景色を楽しむ姿も見られた。
 今月の冷え込みで、芽吹きは昨年より10日ほど遅い。自生地には樹齢400年以上の巨木を含む千本近くが植わり、しだれ栗森林公園管理事務所によると、今週に入って確認でき、ここ数日の暖かさで「ぱっと進んだ」。
 見頃は例年、周囲の山ツツジの満開と重なり、2、3日後になる見込み。この時期はカメラを構える写真愛好家も多いといい、散策に訪れた町内の夫婦は「もう少し青くなれば。あと数日ですね」などと眺めていた。
(写真は、芽吹きが進む小野のシダレグリ自生地)