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金沢小校庭リンクオープン

2019年1月7日

リンク開き
 茅野市金沢小学校伝統の校庭スケートリンクが滑走可能となり、6日早朝、金沢体育協会はリンク開きを行った。昨季より9日遅れの滑り初めとなったが、この日までに厚さ12〜13センチの氷が張り、シーズンの到来に子どもたちが歓声を上げた。
 1959年から2カ年の整備で完成した天然の校庭リンク。今季は11月25日のPTA作業で放水を始め、体協を中心に落ち葉掃きや水まきといった作業を続けた。年明けの冷え込みで厚さを増し、良く締まった氷が出来上がったという。
 今季のスケートクラブは、1〜6年生21人が参加する。9月下旬から陸上トレーニングに取り組み、待ちに待った校庭リンクの開場を迎えた。子どもたちは氷点下6・1度という寒さにも負けず、リンクを周回して氷の感触を確かめた。
 クラブ長の児童(12)は「リンクを造ってくれた地域の方々に感謝し、記録が伸びるように練習する。500メートル46秒台の目標タイムを切れるように、コーナーのピッチを上げられるようにしたい」と意気込んだ。
 およそ60年の歴史を持つ校庭リンクでは今季、ちの観光まちづくり推進機構の観光体験プログラムが企画されている。滑走や製氷作業を通じて茅野市のスケート文化を紹介する予定だ。
 体協の丸山栄一会長(52)は「暖冬でリンクが心配だったが、例年並みに氷ができた。子どもたちには一生懸命に滑って使ってもらい、県内外の皆さんにも知っていただきたい」と話していた。(写真は滑り初めをするスケートクラブの児童たち)