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泉野ふる里づくり推進協「穴倉開き」

2018年12月10日

穴倉
 泉野ふる里づくり推進協議会は8日、泉野下槻木で「穴倉開き」を行った。農閑期の冬場に建てる半地下式の伝統的な共同作業場で、住民ら約30人がいろりを囲んで今季のオープンを祝った。
 同地区の穴倉は2009年の火災で焼失した後、同協議会を中心に再建。昨年度から、かやぶき屋根を2年がかりで修復しており、完成は来年3月初旬を予定している。
 伊藤幾文推進協議会長(61)は「雲一つない天気で本当にありがたい」と祝いの言葉。穴倉運営委員会の平澤治会長(80)は「大勢の方に来てもらって盛り上げたい」と述べた。
 作業に行っているかやぶき職人(31)は「泊まり込みで作業をしていると、不思議といろいろな人が集まってくる貴重な建物」と魅力を語った。
 開放期間中は、しめ縄作りの見学や制作体験ができる。時間は午前9時から午後4時ころまで。問い合わせは泉野地区コミュニティセンター(電0266・70・1606)へ。(写真はいろりを囲んで歓談する住民ら)