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南信初のホームタウンへ 山雅後援会岡谷支部が本格始動

2018年11月9日

HP山雅ホームタウン化PR
 サッカーJ2松本山雅FCの山雅後援会岡谷支部は、南信地方では初となる岡谷市のホームタウン化へ活動を本格化させる。スポーツ文化によるまちづくりを掲げて「おかやホームタウン化計画」(通称・グリーンプラン)を作成。「2020年を一つの目標」とし、市民の理解や機運の醸成につながる各種活動を展開していく。中島秀明支部長(63)は「チームがJ1昇格へ良い位置に付けていることも追い風に、地域の盛り上がりや経済効果の流れを岡谷にも呼び込みたい」と語る。
  同支部は、岡谷がチームのホームタウンとなることを目的に2015年に設立。内部に準備委員会を立ち上げて検討をしてきたほか、JR岡谷駅前、ララオカヤ内のライブ中継スペース「ララ・ビジョン」でのアウェー戦の放映、キックオフイベントの開催や、横断幕を使ったアピール活動などに取り組んできた。
 昨年度から始めたララ・ビジョンの活用では、ビル内や近隣の店舗と連携。協力店で買い物をした人に同スペースへの入場券を配布することで、スポーツを見る楽しさの提供と地域商業活性化の両立を実現させた。こうした実績が出てきたことで、ホームタウン化への活動をより具体化させることにした。
 スポーツを「やる」楽しみだけでなく見る、応援する、語るといった老若男女が楽しめる「文化」に位置付け。ホームタウン化で既に実績がある商業への貢献を深化させるほか、「ホームタウンデー」などを活用した岡谷のPR、チーム関係者を招く各種事業で豊かで夢のあるまちづくりに寄与していく。
 同支部によると、ホームタウンになるためには自治体の出資(=株式取得、初年度のみ)が必要。8日に計画を発表した中島支部長は「チームがJ1昇格へのチャンスを迎えている。ホームタウン化で、駅周辺エリアに現れた効果を市全体へ広めたい」と語った。
 計画発表後の企画第1弾として、J2最終節前日の16日(金)午後7時からテクノプラザおかやで、ゲストを交えたパネル討論を実施。今後の試合結果を踏まえてテーマを決め、ホームタウン化のことも織り交ぜながら語り合う予定。
(写真は、横断幕を使った街頭でのアピール)