NEWS

鑑別所にキノコ続々 中毒防止月間 諏訪と岡谷で開設

2018年9月22日

きのこ写真
 県諏訪保健福祉事務所は21日、諏訪合同庁舎の同事務所に「きのこ鑑別相談所」を開設した。「きのこ中毒予防月間」(〜10月19日)に合わせて実施。初日は雨にもかかわらず多くの相談者が朝採りのキノコを携えて訪れ、一本一本確認してもらっていた。
 鑑別相談所を開設するのは月間中の月、水、金曜日(祝日の場合は翌日に振り替え)午後2時〜4時。同保健所で委嘱した4人の「きのこ衛生指導員」が無料で相談に応じる。
 指導員が図鑑を見ながら鑑別。「クサベニウラタケは毒、ウラベニホテイシメジは食べられる」と分けていた。諏訪市内の山で30種類ほど採ったという女性は「シーズン始めなので、確認の意味で鑑別してもらった。パスタやスープに入れて食べたい」と話していた。
 同保健所食品・生活衛生課によると、ことしの夏は暑かったことに加えて8月下旬から雨が続いたため、9月第1週から持ち込みが増えてきたという。指導員も「去年より出は多いだろう。これから更に増えそう」と予想。同課では「知らないキノコは採らない、食べない、売らないで。遭難事故にも注意を」と呼び掛けている。
 鑑別相談所は岡谷市の長地公民館にも開設。月、金曜日の午後2時〜4時。10月8日は祝日のため開設しない。(写真は、次々とキノコが持ち込まれるきのこ鑑別相談所)