NEWS

諏訪熱く舞い踊れ! 600人が諏訪湖よさこい

2018年9月17日

よさこい

 県内最大規模のよさこいイベント、第6回「諏訪湖よさこい—SuwaKoi—」は16日、岡谷市の諏訪湖畔で開いた。前回「雨でも開催できる祭り」を最優先に変更した会場は、踊り手の声を受けて従来の湖畔公園多目的広場などへ戻し、県内外の28団体、約600人が集結。諏訪湖をバックにした特設ステージで息の合った演舞を披露し、最優秀賞の「諏訪こい大賞」には、信州大学YOSAKOIサークル和っしょい(一般の部)、湊小5年20Hope(子どもの部)が選ばれた。
 諏訪湖と八ケ岳という自然がつくり出す雄大なロケーションの中で、生き生きと踊りを楽しんでもらおうと2013年にスタート。当初は諏訪圏青年会議所が主催したが、前回から市民ボランティアでつくる実行委員会体制に切り替えた。
 各連は鳴子を手に、動きや声を合わせながら大空を覆う雲を吹き飛ばすような熱い踊りを披露。諏訪地域の御柱祭をはじめ、各地の伝統や文化などの地域色を出した演目で躍動し、観衆に元気や感動を味わってもらおうと、一振りに全力を込めた。
 会場は多目的広場とマレットゴルフ場、岡谷市民総合体育館の3カ所。同体育館では、全国で最も踊られている総踊り曲の一つといわれている岡山市の「うらじゃ音頭」の作曲を手掛けた平松久さんをゲストに迎え、平松さんを含む5人が各団体を審査した。
 より諏訪地域全体の祭りとなるようにと、初めて前日の15日に下諏訪町の諏訪大社下社春宮で奉納演舞を実施。実行委員長の今井隆宏さん(岡谷市南宮)は「湖畔のステージが復活し、踊り手の皆さんにも好評だった。今回を足掛かりに諏訪地域全体の祭りとして更に定着させていきたい」と話した。(写真は、諏訪湖をバックに盛り上がった総踊り)