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茅野市「マンホールカード」人気

2018年5月12日

カード
 茅野市が昨年12月からJR茅野駅ビル2階の観光案内所で配布している「マンホールカード」が人気だ。2千枚用意したところ、10日現在で残りが90枚を切り、増刷の手配をしている。
 カードはご当地キャラクターや名所、名産などが描かれた個性的なマンホールぶたを紹介するもので、全国各地の配布先に足を運べば無料で手に入れられる。下水道のPRを行う「下水道広報プラットホーム」が各自治体と連携して現在までに342種類(301自治体)を発行。観光の記念や趣味の一環で集めているコレクターも多い。
 茅野市のマンホールは、国宝土偶「縄文のビーナス」「仮面の女神」、八ケ岳、市木の白樺、車山高原のニッコウキスゲといった自然と文化の魅力が詰め込まれたデザイン。市によると、これまでにカードを受け取ったのは7割が県外者で、受験シーズンには「滑らない」「落ちない」という縁起をかついで、お守りとして取りに来る市民もいた。この大型連休中には、観光客を中心に1日40〜50枚を配布したという。
 市水道課では「大都市にある有名なキャラクターなどが描かれたカードにはかなわないが、地方や県内の自治体としてはかなり人気が高い方。配布場所が駅直結なのが良かった」と話し、「茅野市のPRにつなげることができている」と喜んでいる。
 配布は1人1枚。増刷の期日は未定。観光案内所の開所時間は午前9時〜午後5時半。問い合わせは市水道課(電0266・72・2101)へ。(写真は茅野市のマンホールカード)