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小型無人機操縦士養成学校が開校

2018年4月26日

ドローンスクール開講

ドローンの安全運用を
操縦士養成学校が開校
「JAAパイロットスクール信州」

 諏訪市高島3の合同会社「スカイシープロジェクト」(横山真代表)は25日、小型無人機(ドローン)の操縦士を養成する「JAAパイロットスクール信州」を開校した。観光や農業、測量といった分野での需要拡大が見込まれるドローンの安全運用に向け、操縦士の技術と信頼性の向上を図っていく。
 国土交通省航空局の承認を受ける講習団体「日本航空教育協会(山梨県・日本航空学園内)」が認定するスクールで、県内では初の認定校。6日間で操縦や航空法、空撮のポイントなどを学ぶ「自家用コース」と、3時間の「フライト体験コース」を設ける。
 座学は同社内で行い、飛行訓練は諏訪湖上や旧東洋バルヴ諏訪工場跡地などでの実施を予定。講師は、無人航空機の操縦と教育の民間ライセンスを持つ横山代表が務める。当面は自家用コースを行い、将来的には事業分野に特化したコースの開講も視野に入れる。自家用コースでも、空撮といった業務に活用できる無人航空機操縦技能証明を得られる。
 1期生の募集を既に始めていて、5月下旬の開講を目指す。機体の販売も手掛けるほか、撮影した高画質動画を視聴、編集できる環境も整えたい考えだ。
 同社で25日に開いた認定校の契約調印式で横山代表は「ドローンの運用には、第三者の目に見える信頼性が必要。信州の大自然の中で操縦を学んでもらい、安全な運用と普及を目指してほしい」、同協会の水野宏一専務理事は「需要が高まる一方で、教育が追い付いていないのが現状。教育と実用性のある事業が両輪となり、市や県とも力を合わせていきたい」と話した。
 受講の申し込み、問い合わせは同社(電75・2991)へ。

  写真=握手を交わす横山代表㊧と水野専務理事