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2個の金メダル胸に高木菜那選手が凱旋報告

2018年3月3日

高木選手へ花贈る
 平昌冬季五輪で2個の金メダルを獲得したスピードスケートの高木菜那選手(25)=日本電産サンキョー、本社・下諏訪町広瀬町=が2日、町役場に青木悟町長ら町理事者を訪ねて出場報告した。「今まで7年間、会社にサポートしてもらってきた。メダルを取って、貢献できているということが、自分にとって一番うれしいこと」と喜びを語った。
 獲得時に飾った横断幕や懸垂幕などが庁舎に掲出されていて、役場は祝福ムード。正面入り口に着くと、地域住民の拍手で迎えられ、報告会会場の庁舎3階議会全員協議会室に向かった。
 青木町長は花束を手渡して、健闘をたたえた。「約束の金メダルを持って帰ってきてくれた。感動を与えてくれたレースだった。これからも活躍してほしい」と祝福し、パレードの開催に意欲を見せた。
 高木選手は、地元諏訪湖や和田峠での練習を振り返り「いい環境でスケートができていた」と話した。「地域や会社の皆さんの支えがあって、取ることができた金メダル。たくさんの人が応援してくれたからこそ、諦めずに頑張ってこられた」と感謝の気持ちを伝えた。
 高木選手は、団体追い抜きとマススタートで金メダルを獲得した。同一大会で複数の金メダル獲得は、夏季を含め女子としては初の快挙。
 膝を故障しているといい、今後について「リハビリに専念して、どういう方向で進めていくかというのはドクターと決めている最中」と話した。
(写真は、高木選手に花を贈る下諏訪中女子バレー部)