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頑張れ!小池岳太選手 平昌パラ 母校の児童や市民有志が応援

2018年3月7日

小井川小横断幕

 9日(金)に開幕する平昌(ピョンチャン)パラリンピックへ、アルペンスキー男子立位に出場する小池岳太選手(35)=岡谷市長地片間町出身=を応援する動きが市内で広がっている。これまでに母校の小井川小学校が昇降口に横断幕を掲げたり、市民有志が日の丸に寄せ書きをしたりしてきた。6日には関係者が父親の忠男さん(66)に横断幕と一緒に納まった児童の写真や国旗などを託し、活躍に期待した。
 小井川小では、世界を相手にする先輩を応援しようと横断幕を製作し、昇降口前に掲出。同日、忠男さんに子どもたち331人と横断幕を一緒に収めた記念写真を託した。
 記念撮影では、児童会長が「小池選手、頑張れ!」の掛け声で音頭。全校で健闘を祈り、ポーズや笑顔で気持ちを表した。
 児童会長は「頑張れという気持ちを伝えられたと思う。良い記録を残して」、女子児童は「これを切っ掛けに小池選手のことを知ることができた。日本代表として頑張って」と話していた。
 国旗は1.5メートル×0.9メートルで、小池選手の母校の下諏訪向陽高校のOBらが中心となって用意。2月24日に市役所であった市長表敬訪問では、小池さんに見せて健闘を祈った。その後は市が預かり、今井竜五市長や市議、市体育協会役員、市職員ら約70人がメッセージを書き込んだ。
 この日、市スポーツ振興課職員が忠男さんに手渡した。忠男さんは、小池選手が2016年のチリ合宿で右膝を大けがしたことなどに触れて「とにかく無事にゴールまで行ってくれという気持ち」としつつ、「たくさんの人から応援を頂いてありがたい。本人もこれを糧に、持てる力全てで頑張りたいと言っている」と話した。
 忠男さんは9日に日本をたち、現地へ向かう予定。預かった激励品を持ち、家族で声援を送るという。

(写真)横断幕と一緒に「頑張れ!」とエールを送った=小井川小で