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5季ぶり認定の御神渡り厳かに注進奉告式 諏訪大社上社本宮

2018年2月18日

180217注進式
 2013年の冬以来5季ぶりに出現、認定された諏訪湖の御神渡(おみわた)りの注進奉告式が17日午後、諏訪大社上社本宮で厳かに行われ、御神渡りの神事をつかさどる諏訪市小和田の八剱神社が、諏訪大社に注進状2通を供えた。
 八剱神社の宮坂清宮司によると、注進状には2月5日の拝観式で認定した御神渡りの発生日や、下座(くだりまし、起点)・上座(あがりまし、終点)、氷の厚さ、気温などの事柄を記した。総代33人、古役13人、区長、宮司の名前に全員が押印。注進状は大社で書式を改めた上で、1通は宮内庁に言上し、1通は気象庁へ報告する。
 この日本宮を訪れたのは宮坂宮司や宮坂英木大総代ら約30人。社務所前で威儀を正し、北島和孝宮司ら神職に導かれて弊拝殿に進み、おはらいを受けた後、三方に乗せた2通の注進状を宮坂大総代が原弘昌権宮司に手渡し、神前に供えられた。
 注進奉告式を終え、宮坂大総代と宮坂宮司は「やり切ったという思いでいっぱい」「無上の喜び」と話し、安堵(あんど)の表情。宮坂宮司は「御神渡りができたことが何より明るい兆し。いい一年になってほしい」とも語った。
 この冬の諏訪湖は、1月15日に全面結氷したが、その後の大雨と寒の緩み、強風で一度解けたが、氷点下11・4度まで冷え込んだ27日朝、再び全面結氷。2月に入ってから御神渡りが出現し、5日に拝観式が執り行われた。
 諏訪湖はまだ全面結氷していて、氷のせり上がりを見ることもできるが、19日(月)は二十四節気の一つ、雪が雨に変わり草木が芽吹きを始めるという「雨水(うすい)」。例年より寒かった冬もまもなく終わり、春がやってくる。
(写真は、三方に乗せた2通の注進状を原権宮司に手渡す宮坂大総代㊧)