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ワカサギ投網漁解禁 諏訪湖週3日、1日3時間

2017年9月5日

ワカサギ投網漁解禁

 諏訪湖漁業協同組合は4日、今シーズンのワカサギ投網漁を解禁した。昨シーズンは7月に大量死が発生したのに伴い、全面休漁としたため、2年ぶり。当面は週3日(月、木、土曜日)、1日3時間(午前3時〜)で漁を行う。
 同漁協によると、初日の水揚げ量は160キロ。捕れたワカサギは大半が小公(1年魚)で、体長は7、8センチ。餌の状況が良かったため、例年より大きく、型もそろっている。1人で40キロ捕った漁師もいたという。
 ワカサギは、この日のうちに地元の川魚店に引き渡された。武居薫組合長は「投網漁を解禁することができ、一安心。水揚げ量もまずまず。釣りの規制も善処したいと考えているので、ことしは大勢の人に釣りを楽しんでもらいたい」と話している。
 同漁協によると、ことしの放流卵数は暫定値で4億5千万粒。現時点での資源量はこれまでに実施した試験捕りの結果から2013年、15年と同程度とみられている。
投網漁の漁期は今のところ年内。今後の試験捕りの結果や集荷状況により、出漁日や時間を変更することもある。同漁協は今後、来春の採卵事業を成功させるため、外来魚や鳥の食害対策を強化していくという。
(写真は漁業センターに持ち込まれたワカサギ)