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全盛期伝える資料発見 岡谷工高野球部

2017年7月1日

HP岡工野球部
 大正末期から昭和初期にかけての岡谷工業高校野球部に関する資料が、同窓会館「岡工会館」で見つかった。同窓会が2021年の母校創立110周年へ、資料を整理する中で発見。前身の諏訪蚕糸学校野球部の黄金時代という1929、30年ころを中心にした約800点で、全国からの練習申し込みや大会への参加要請、大学野球部への勧誘などが多く、当時のレベルの高さがうかがえる。
 初代部長の御子柴三郎さん(岡谷市出身、1896〜1975年)が保存し、68年に甲子園に出場した当時の監督(80)=同市=らが譲り受けたものという。
 このうち甲子園で使ったバットなど一部は同会館に展示し、試合球などは2015年の創部100周年記念式典でも公開。一方で、書簡類は50年近く手付かずだったという。
 内容は信濃教育会諏訪部会(現諏訪教育会)が発行したルールブックや、県出身者で最初に野球殿堂入りした櫻井彌一郎の手紙や名刺などさまざま。遠征の記録からは当時の製糸家が支えていたことも読み取れる。
 今後は内容や年次別に分類していく。同窓会の事務局長(69)=山手町=は「当時はこれだけ強かったことをOBや生徒に伝えたい。整理を進め、将来的には公開したい」と話す。6月30日に同窓会館を訪れ、資料を見た関係者は「当時のやりとりは郵便が中心だったため、全盛期の薫りがする貴重な資料が残る。機会があれば公開してほしい」と願った。
(写真は、発見された資料を手に当時を語る関係者ら=6月30日、岡工会館で)