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上社本宮で厳かに遷座祭

2016年6月16日

160615上社遷座祭*

　諏訪大社上社本宮で15日、西宝殿から新築した東宝殿に諏訪大神の御霊代（みたましろ）を遷（うつ）す遷座祭があった。神職、大総代、神社関係者ら約150人が参列し、厳かに行われた。
　本宮には東宝殿と西宝殿があり、御柱祭のたびに交互に建て替えている。今回新築した東宝殿は神明造り（原型）で約30平方メートル（３間四方）。昨年末から工事を進め、ヒノキとサワラで仕上げた。
　雅楽が奏でられる中、北島和孝宮司が遷座の祝詞をあげた。西宝殿内に安置されていた神鏡、弓、薙鎌、太刀、鉾（ほこ）の神宝を神職たちが次々と遷し、最後に御霊代の乗る神輿（みこし）を担いで布橋（廊下）をしずしずと進み、東宝殿に遷座した。
　宝殿前には、天皇陛下奉納の幣帛料（へいはくりょう）、神社本庁からの本庁幣が供えられ、鎮座の祝詞。神職、大総代、山作り、区長などの代表者が玉串をささげた。
（写真は、上社本宮で神職により東宝殿へ遷される神輿）